社員は様々な意見や考え方を主張できる時代になり、会社はその声を受け止めて改善を重ねる時代です。その声には会社の責任を追及する厳しい意見もあります。一昔前は終身雇用体制が確立していましたので、会社に意見を求めることは将来を犠牲にすることと受け止められて、ものを言う風潮は抑えられてきました。しかし現在は雇用体制も様々な形になり、会社と社員が一枚岩となる環境も少なくなっています。ひとたび労働災害が発生して重大な事故に見舞われた結果、将来への不安から遺族や本人は会社への異議申し立てや権利または義務を行使する、会社訴訟へ発展することは現在では珍しくありません。従来の死亡や後遺障害を主とした保険加入スタイルから、訴訟を踏まえた1億円以上の事業防衛保険の対策を講じる時代といえます。