今日から新しい年度が始まります。これを機に新しいことをスタートしたり、物事にピリオドを打つ人もきっと多いことでしょう。

何事にもスタートという始まりがあって、「長く続けて行こう!」と決意を固めますが、続けていくことは本当に大変なことだと思います。

「継続は力なり」は言うが易し

だと思います。誰しもずっと続けていきたいと思うのに、何故続けることをやめてしまうのか。何が妨げになっているのでしょう。

「今年の1月から日曜日以外の日はFacebookに自分の思ったことを投稿しよう」と決意を固めて、ようやく3ヶ月が経ちました。やっとです。まだ3ヶ月、と言うのが正しい表現なのでしょうが。

海外通販コンサルタントの先生は、50歳からその道の門を叩かれて、70歳を越えるお年ながら、未だ現役で一言一言の言葉が重く、腹落ちする言葉を普通に語られます。

iPadを使ってFacebookを毎日投稿されています。何でも、一次会(今はコロナ禍なので昔話です)で終わって二次会には参加しない。朝4時に起きて情報収集とその日のスケジュールを立てて、Facebookに投稿されると聞いたことがあります。それに比べたらそ、3ヶ月なんてちっちゃな物事だと感じています。

何故続かないのか。一つは終わりを決めていないからだと思います。永遠に続くことは幸せなこともあれば、地獄のように感じることもあります。不覚にも私はFacebookの投稿をいつまで続けるのか決めていませんでしたが。

金曜日にお酒を飲んだ次の日の土曜日、朝の投稿は本当に辛いと感じることがあります。夢で、Facebookのコラムを打ち込んでいる自分を見ている夢の中の自分がいたりします。偽りの世界からパッと目を覚まして慌てて起きて現実に戻ったりします。

一度だけ、Facebookに投稿した文面を確認している夢を見て、「今日も投稿した」と自分を騙そうとする、自分自身にビックリしたことがあります。ここまでいけば負のループですね。何かの言い訳を自分自身で本能的に防御するからなのでしょうね。自分が壊れないために。

損保の営業の世界に足を突っ込んだのが1999年のことです。世の中は2000年問題でざわついていました。全くのど素人が営業の世界に入り、これまた世間では過酷と言われる保険の世界でしたから、何かと大変でした。

それでも何かを継続してきたから今があるのだと思います。何を継続して来たのでしょう?。

私が営業で継続できた理由は、

・同じ商品・同じ職種の方に
・同じ営業パターンで、
・同じ営業トークで、
・同じ価格帯になるように
・人が行かないエリアで

でした。世に言う馬鹿の一つ覚えです。営業をやったことがないもんですから、諸先輩の強者営業マンは勿論、他の保険会社もライバルですから、へなちょこの素人営業マンなんて、下手にバッティングしたもんなら勝てる訳がありません。

眠狂四郎の悟りのように、眠っていてもオンリーワンの営業トークを話せるようになれば、相手がどうのこうの言っても、自分はこれが一番だと思って自信満々に喋って売りたいと思う訳ですから、相手もどんどん引き込まれていくはずです。情熱営業と言っても良いでしょうね。

馬鹿の一つ覚えですから、他の保険は大して知りませんでした。知らない保険のことを聞かれたら、「私には分かりませんね」とか、「私は販売しないので分かりませんね」と言って、知らないことに関わる領域を一刀両断して断ち切ってきました。ただ一つの保険では、人に絶対負けないようにするためにです。それを確立したら、次の保険を同じように売っていきます。そうすれば複合的な強みを持った、自分が得意とする営業が可能になると思っています。

今でも損害保険の常識と言われる自動車保険は、時々分からないな〜と思うこともしばしばですが。

それに昔は情報はまだまだ少なかったと思います。良い時代だったには間違いありません。情報が少ない、入らない、となれば比較するものはありませんから迷いもありません。

私が育った山奥の家から、お菓子屋さんに行くまでには1時間掛かりました。100円をもらって買いに行っても、選ぶお菓子はいつもの品揃えです。選ぶなんて贅沢はできませんから、お店に入った時点で一点買いです。それでも迷いもありませんでしたし、嬉しかったです。

物事を継続することは簡単なことでは無いと思います。でも、継続したいと思っているから物事を始めるものです。

「終わりを決めて、一つのことを、情報に負けないように」

継続するためのヒントが生まれるかも分かりません。折角の新年度のスタートの日です。このチャンスを活かした日にしたいですね。

頑張って参りましょう!