「潮目は変わりつつある」先週の日経新聞に掲載されていた記事だ。ワクチンの接種が世界で始まる中、あるエコノミストは30%の企業は会社に戻り、60パーセントは出社と在宅を組み合わせ、10%がリモートを続けるという。飛躍的に伸びたZoomも次はリアルに活路を見いだす戦略に移行しつつある。

コロナ禍で直ぐに会えて簡単に用事が済ませられる、オンラインによる交流が1年以上続いている。上手く時流に乗れた会社は飛躍的に効率化を図ったが、全ての職種で広がった訳でも無いし、上手くいった訳でもない。そろそろオンライン疲れも出つつある。

「やっぱりリアルだよね」この言葉は不動だ。オンラインに移行して分かったことが沢山あるが、無くしたもの、弱体化したものがあるのも事実だ。

人間は一度楽をすると脳から離れない。昔に戻っても、あの時の簡単さを脳が覚えている限り、そっちに行きたい!と思ってしまう。だから会社は教育や仕組化で、道から外れないようにしてやる工夫が必要だ。

営業もしかり。既存の顧客にはオンラインで対応しても、新規のオンライン活動はまだまだ手探りだろう。それこそリアルに勝機がある。全てがリアルでなくても、オンラインの活用を、何処でどのようにするかが必要になってくる。自ずと時間の短縮も可能になるだろう。

営業は会社を継続するための生命線である。この生命線を託された営業マンや営業レディを、リアルの世界でどのように復帰させるのかが、これから重要になって来るだろう。営業の腕が落ちたのではなく、新しい見方が脳に植え付けられ、選択肢が増えてしまったせいだ。面倒くさいことや困難なことにぶち当たった時に、隣の塀は低く見えてしまう。最先端の機械を使ったオンライン営業だと誘いが来れば、心は動いてしまい会社を変わるかも知れない。

オンラインが少しづつリアルに変わり、両方を使いこなす時代が始まりそうだ。営業のやり方も大きな節目に来たようだ。どっちつかずのやり方が会社を駄目にする。経営者の本質を問われる、厳しい一年になりそうだ。

今日は企業価値協会さんの企画に参加して、ニュースレターの専門家とお会いする。発信するための指南を受ける予定だ。営業こそ発信である。素晴らしい企画や世の中に無いモノを作っても、人の目に触れなければ、一生日の目を見ることは無い。特に地方は不利だ。だからこそリアルに動く必要がある。オンラインではその人が持つオーラや迫力が十分伝わらない。だからこそ、それを分かって行動する術を考える必要がある。リアルは未だ健在である。