毎朝何かしら朝礼という形で、今日の予定を伝えることをする。声を出して社訓呼んだり、身体を動かして運動をしている会社も多いはずだ。特に建設業は体を張る仕事だから大切だ。

過去に、ある職場では朝礼が無かった会社があった。出勤をしたら制服に着替えて、庶務に顔を出して当日の配置を確認する。配置場所の事務所に荷物を置きに行って、そこに人が居たら、「おはようございます」と先輩に挨拶をして、所定の配置について24時間勤務が始まる。何となく仕事が始まる感じだ。

若かったし、遊びほうけていたので、なんせ眠たいし、頭もボーッとしている。身体もだるくて喋りたくない。全てにおいて午前中は面倒だった。そんなもんだから今思えば、接客は酷かったのではないかと思う。国鉄にひけを取らない低サービスだったに違いない。もう37年前の話だ。

それから月日もだいぶ経ったので、朝礼という儀式はとても大事だと思っている。朝礼は小さい時から学校で学んできたせいか、行うことに違和感は無いが、外国の方が朝礼という同じことさせられる日本独自の文化をどう思うのだろうか?いつか本音を聞いてみたいものだ。

朝礼は職場の生産性を高めるための朝のルーティンで、仕事の進捗やタスクをアップデートしたり、会社の目指す価値観やビジョンやゴールを、従業員みんなで共有して、モチベーションを高めることを目的としている会社も多いだろう。

それに朝の健康チェックの機能も果たしている。体調が悪かったり、下を向いてたり、元気が無かったら何かの信号を出していると注意しなければならないからだ。今時で言うメンタルチェックだ。

私の会社も朝礼をする。15分がMAXで「さわやか挨拶の精神」という10箇条を決めて、その日の担当が前半部分を大きな声で言う。それが終わったら、残りの後半部分を全員で復唱する感じだ。その10箇条を決めて10年以上になるが、未だに修正することがない、とても良い出来栄えの良い言葉だと思っている。
例えばこんな感じだ。

・第9条(前半)
「元気に挨拶をして出掛けましょう、帰りましょう」

(後半)「行ってまいります、ただ今帰りました」

・第10条(前半)「明るい一言で送り出しましょう、迎えましょう」

(後半)「行ってらしゃいませ、お帰りないませ」

とこんな感じだ。至って普通で、皆さんがいつも声掛けをしている行動だと思う。でも、いつもの行動に意味を持たせる必要がある。

営業に出掛ける者は、「今日一日成果を目指して頑張って来るぞ!」と意気込みを見せる。

残った社員は「頑張って来なさい。お客様から電話があったら、任しときなさい!」と安心して出掛けられるようにエールを送る。

成果をあげられなかった社員はトボトボと会社に帰ってくる。それでも精一杯頑張って来たことを伝えるために、「ただいま帰りました!」と空元気を出す。

外で頑張って来たことへの大変さを労う言葉で「お帰りなさい」と大きな声で迎えてあげる。しっかり留守を守ったよ!と安心感も見せる。

その元気な言葉と明るい笑顔をもらっただけで、外で戦ったきた営業マンは、「帰って良かった」と安心感で一日を終えることができるはずだ。日々の職場の安心感で過酷な仕事へのモチベーションと継続力が生まれるものだ。

朝礼はプライベートの時間から、仕事のプロフェッショナルになる、ドラえもんの「どこでもドア」の役割を持っている。仕事が始まるチャイムが鳴った時に、何処に立っているのか。帰って来ない1日のスタートを無駄にしてはいけないと思う。

今年度も今日と明日で終わってしまう。悔いが残らないように頑張って行きましょう!