昨年の11月頃からスタートした漫画冊子の製作も、いよいよ大詰めでラストスパートの原稿を昨日出版社に送りました。

ブランディング営業のコンサルタントの先生から紹介されたのがきっかけです。その先生も漫画冊子を、「事業発展ストーリーBOOK」というタイトルで製作されていて、A4サイズを二つ折りしたくらいの大きさで、両面印刷で30ページほど。手に取って20分も掛からないくらいにサクッと読めて、ずっしり頭に残ります。おまけにイメージが膨らんで、心がザワザワ、感動や共感も生まれてきます。

漫画は日本の伝統文化で、幼い時から馴染んでいますので、読み始めもスッと気軽にできます。分厚いビジネス本を買ってきたのは良いけど、「さあ、始めるぞ!」と自分に気合いを入れないと、読むことに逃げてしまう私のような人間にとっては、漫画は有り難い本です。流し読みでそこそこ理解できますし、何なら朝のトイレで一冊が読めるくらい時間を取られないお手頃感が良いです。

会社案内や出版本以外でもっとお手軽に、自分本来の姿や生き方、物事に対する考え方が人に伝わり、それがビジネスの原動力になっていることを表現できたら良いな〜、とずっと思っていました。

これまで3社かな?製作会社にお願いして会社案内を作りましたが、「写真も格好良くて、どんな事ができる」と言う表現は文字と写真でできますが、経営者の想いと言うか、何故今こんなことをしているかって言うイメージって、会社案内では中々表現できないと思いました。それに会社案内って、他人の頭の中にはずっと残ることは少ない、 ということも分かってきました。高額な製作会社に依頼すればできるかもしれませんが、私には出会いもお金もありませんでしたし。

紹介されたコンサルタントの先生の漫画冊子を読みました。どんな環境で育ってきたのか、どんな人生を歩んできたのか、どんな思いで今の仕事をしているのか、そして今からどんなことを目指しているのか、20分足らずの時間の頭の中で、その先生の生き方のストーリー、人柄がイメージできたんです。

「この人なら間違いない。信用しようと」

会社案内や名刺、ホームページや出版本、その人が何をしてきたのかと言う学歴や肩書きが必ず掲載されています。この肩書きと経験を信じてその人に物事を依頼します。確かに真っ当な方法です。それしか図るものが無いからです。しかし、物事を頼むこと、それも会社を良くしたいと会社や経営者の懐から出す、「お願いします」という想いのこもったお金に見合う”人”なのかは、全く別物だと私は思っています。

有名な会社で経験を積んでいらっしゃる方は皆さん素晴らしい方ばかりだと思います。本当に凄いし、尊敬もします。私なんて足元にもおよびません。でも中小企業、それも小企業では、大きな会社での成功体験が全く通じないこともあります。そもそも仕事に対する教育体制が弱いのが小企業です。それに世間の成功例を教科書通りに教えてもらっても、「そんなん知らんがな!」の世界で相手は思ってします。

何かをその人お願いして決める時には、人柄とその人は誰から紹介されたかの、どちらかだと思います。漫画冊子は、その人の人柄が表現できます。目的と使い方、そして伝え方が全く異なる営業ツールだと思います。

「自分の想いをもっと伝えたい」
「人からそう見えるけど、本当はこんな人間なんだ」

と伝えることができるのが漫画冊子だと私は思っています。それもわずか20分で!これって凄くないですか。

次回は完成品をお伝えできたら嬉しいなぁ〜と思っています。

今日も一日、とにかく頑張っていきましょう!