タイタニックと言えばジェームズ・キャメロン監督の超ヒット作で、レオナルド・デカプリオとケイト・ウィンスレットが船首で広げる様々なシーンに惚れ惚れした記憶があります。映画を観た人は忘れられない場面の一つですね。

リスクマネジメントを、タイタニック絡みでお話しをしたと思います。タイタニックは未だ沈没原因は分かっておらず、諸説ありますので、私の主観で書いていますので、?と思ったことでも、優しい目で読んでいただければ嬉しいですね。

タイタニックは、イギリスの海軍企業ホワイト・スター・ライン社が作らせました。造船する船も一隻で終わらずに、オリンピックが最初に作られ、タイタニック、ブリタニックと同仕様の船が建造されました。

当時、ドル箱路線と呼ばれた北大西洋航海は、他社の競争に勝つため必要な船だったそうです。タイタニックとオリンピックはほぼ同時に造船されたと言いますから、この時点でも何かきな臭い感じがします。

西洋からリスクマネジメントが生まれた、と言う説があります。貿易で諸国に行くには船が必要です。長い船旅にはリスクがつきものですから、ドル箱路線で船が動かなくなると収入は0になります。まだまだ世界情勢も安定していない時期ですから、戦争に巻き込まれて悲劇が起こるかも分かりません。実際、最後のブリタニックは真っ白く船を塗られて、救護船として活躍していました。

そう考えると複数の船を同時に作った方がリスクも分散しますし、部品も共有できたり、人力製造のノウハウも蓄積しやすいですので、大幅なコストカットができます。戦時中の日本でも、大和型戦艦として、大和・武蔵・信濃が作られたのも、この方式を真似たんでしょうかね。分かりませんが。

私に分かるのは、美しい3隻の船が三姉妹と呼ばれるのなら、日本が誇る三兄弟は、トヨタ方式で生まれた、マークII・クレスタ・チェイサーですね。とにかくこれに乗っていたら、どんな人でもモテました。そんな伝説の車みたいな存在だったのでしょうね。

突貫工事で作られた船には、何かと普通とはと違っていたのでは?と最近の調査で分かってきたと言います。まああれだけの船を、「早う!早う!」と3隻も作らせるので、造船中に発生する様々な問題には、妥協すること面も多くあったと思います。それが沈没の引き金になった可能性も否定できません。

最後は多くの犠牲者を出して沈没という最悪の道を辿ってしまうタイタニックですが、沈没した直接の原因は未だ不明だそうです。映画のシーンのように氷山に衝突したことが原因と言われていますが、機関室からの火災だと言う説もあります。

次回は、「氷山に衝突して沈没した」と言う想定で、何処の過程でリスクが発生していたのかを、私の私見で紐解いてみたいと思います。

今日も一日、とにかく頑張っていきましょう!