・実力の差は努力の差

・実績の差は責任感の差

・人格の差は苦労の差

・判断力の差は情報の差

諸説ありますが、武田信玄が唱えた言葉だと聞けば心に刺さります。

「人格の差は苦労の差」

人格とは、「すぐれた人がらの人、個人として独立し達成しているもの」とあります。私には遠すぎて理解しがたい世界なので、思いつく言葉や例えが見当たらずに、キーボードを打つ手が止まります。難しいテーマに困惑中。

振り返れば人格者だと感じる方とお会いしたことは何度もあります。共通して感じたことは、物凄く苦労されて今のポジションに立たれていると予想がつきますが、苦労の影が見えず人の話しを良く聞いてくださること。それに顔つきと言葉の節が穏やかであることです。

その筆頭がお年寄りだと思います。私はお爺さんと一緒に実家で住んでいました。とても穏やかな人でしたが、唯一嫌いになる瞬間がありました。年寄りのお風呂は結構早いものです。薪風呂でしたので、数時間もすると湯も冷めていきます。風呂に入れ!と言われる時が、仮面ライダーの始まる時間と重なると喧嘩をしながら、すったもんだしたものです。

最近、スカパーTVで「北の国から」を放送しています。黒板家のような秘境に住んでいましたので、五郎さんの仕事振りとよく似ていて、昔を思い出しながら観ています。生まれる少し前迄、電気が通って無かったので、お爺さんが水力発電の水車を作ったり、山の湧水を溜める貯水池を掘ったりと、発明家だった気がします。「

苦労は買ってでもしろ」と言いますが、贅沢な話で苦労をしない環境に生まれることが一番良いのに決まっています。物事を成し遂げる時に苦労だと思うのか、普通だと思うのかで気持ちも心も全く違ってきます。苦労の経験が無い方は、苦労に向かう理由をはっきりして立ち向かわないと、愚痴ばかりのの体験で終わってしまいます。本来苦労とは辛いものです。幼い時は便利な地域ではありませんでしたが、これが普通だと思えば仕方ありません。それに今ほど情報がありませんから、皆さんこんな感じなんだろう、と勘違いをしていたほどです。

人格と言うテーマは本当に難しいです。未知の世界で全く想像もつきません。苦労と言う言葉なら少しは経験があります。私以上に今でも苦労と格闘している方もいらっしゃると思います。でも安心してください。そんな人のために。

「神様は歳を取るとボケてしまう、と言う幸せを人に授けました。沢山の苦労は心に苦痛を与え脳裏に残っているものです。思い出したくもない過去もあります。80歳、90歳になってもその過去が心に残り苦悩しながら死んでいくことは不幸な話です。この世に生まれたことを後悔するはずです。人はボケることで過去の苦労を忘れて、生まれてくる赤ちゃんのよう全ての苦労リセットできます。どんな人でも幸せになるように。だから長生きをしないといけないと」

人格者とは苦労をした人。一番の人格者は両親であり家族と親戚だと思います。母の日には何か良いことをしましたか?忘れていた人は、苦労を労う何かをしてあげてくださいね。今日も一日、頑張っていきましょう!