・実力の差は努力の差

・実績の差は責任感の差

・人格の差は苦労の差

・判断力の差は情報の差

諸説ありますが、武田信玄が唱えた言葉だと聞けば心に刺さります。

「判断力の差は情報の差」

これって凄く重要なことですね。あえて付け加えるとしたら、”経験“をプラスオンすればもっと凄くなります。沢山の情報を仕入れることで選択肢増えます。選択肢が増えれば実行する形のパターンの組み合わせも多くなり、より正確に近い答えが出やすくなります。

選択肢が増えると、「どれを選べば良いだろう」と言う新たな問題も出てきます。未知の情報だけではどうしても想定の範囲も狭くなります。その時に有利に立つことができるのは、経験という自分しか持っていないモノサシとコンパスです。モノサシで正解との距離を測り、何処に進んで良いかを示してくれるコンパスを持っていることで、自分自身が納得して進むことができます。多少道がそれていたり逆方向に進んだとしても、間違いに早く気付き、新たな選択肢を想定できるようになります。

営業ではこの情報の差は結果と言う成績に直結します。私の営業体制構築コンサルティングの中身の一つに、「営業の体系化」があります。営業は見て覚えるもの、経験や苦労をして身に付けるもの、と言う正解論があります。とても重要で切っても切れない関係で、避けては通れない道です。しかしそれでは時間が掛かり過ぎて、成果も出ずに退職になってしまいます。それでは余りにも勿体ないです。折角やる気があって挑戦しに来たのに。

営業で良い成績を上げるための一番の条件は、”座って商談する”、何はともあれ座ることです。これしかありません!。どんなにスキルを持った優秀な営業マンでも、座って話を聞いてもらえないと良い成績をあげることは不可能です。その状態はズブの素人と条件は全く変わりません。ですから、紹介営業と言う、座って話せる場を提供してもらえる紹介は、成功の近道と言われる所以です。

「座って話を聞いてもらえる場を作るための場作りがとても大切」

場を作るためには、二つのステップがあります。先ず一つ目は、会う前にどれだけ情報を集めて相手の会社や経営者を自分でどれだけ理解したかです。理解した上で自分が売りたい商品をどのように絡めたら良いのか、その商品は相手にとってどんな風に役に立ち、未来への成長に寄与することができるのか調査して想定することです。

会社に着いた時から二つ目の情報収集が始まります。会社の外観や車の台数、周りの環境を見ます。整理整頓がされているのか、草ボウボウになっているのか、古びたものや壊れたものがそのままになっていないか、会社の外見には経営者の意図が多く反映されていることが多いからです。

玄関を入った時も同じです。初回訪問でジロジロ見ることも出来ませんから、カメレオンみたいに360度の視野を広げて一瞬で頭に焼き付ける必要があります。M16の秘密諜報部員になった気持ちで調査をします。社内の人数や出迎えた時の挨拶や印象、先程の整理整頓も見ていきますが一番の押さえ所は、社内の雰囲気、所謂その会社持つ独特の”気“、オーラです。優秀な営業マンになればなる程、この入った瞬間の気で自分に会うか合わないか、売れるか売れないか、分かるようになってきます。情報が沢山あればある程、自分の判断力の源に変えることができるものです。

武田信玄は本当凄い人です。彼が亡くなって448年経つ今でも王道の道と言えます。正しいことは何年経っても普遍ですね。自分の言葉もそうでありたいですね。今日は隠岐の島への出張で1年ぶりです。今から最高の季節になります。是非一度はお越しくださいませ🎶

今日も一日、頑張っていきましょう!