突然の報道で驚いた方も多いでしょう。私たち日本人は軍事政権という言葉を国内で使うことはありません。知らないから余計に怖さを感じます。

自宅から出ないように、携帯キャリアが繋がらない、銀行業務も一時停止、ネットも危ない、次々と起こるスピード感が増した事態に只々驚くだけです。現地の方々と情報交換をすると、今は至って冷静で静からしい。軍の出方を見守っていると言う。日本に居ると分からなかったが今回の騒動、起こる予兆はあったようで、ミャンマーの人々は分かっていたのかも。

ある人の言葉によると、旧軍事政権が計画した、「民主化の30年ロードマップ」に基づいて実行されたもので、そのロードマップの路線から外れて来たので、修正を試みた行動と言う意見もあります。現地に住み続けなければ分からない感覚なのでしょう。

ミャンマーは、イオンやトヨタが進出を予定し、日本の中小企業にもチャンスが訪れる期待の国です。この件で鎖国状態になるとは思えませんから、私自身の考えとしては、最後のフロンティアと呼ばれた勢いが再復活して、軍出身のテイン•セイン大統領が引っ張ってきた時代の再到来を期待したいです。

軍事政権、コロナ、死亡率、人はメディアから流れる言葉だけで衝動的に動いて、言葉を発することがあります。今はダイバーシティが進み、余計に迷いと混乱が生じやすい環境です。沢山の言葉と情報が錯綜する中で、自分にとっての有益な情報は何か?を見極める難しい時代です。

物事には必ずリスクや危険があります。リスクが大きい程、反動も大きく好転も期待できます。自分がブレない柱を見つけることが大事な気がします。自分がブレなければ、聞こえてくる相手の言葉もブレないはずです。最後のフロンティアと呼ばれたミャンマー、ブレない未来に期待したいですね。