初めて認定をいただいたのが2018年のことです。あっと言う間の3年間で、時代も仕事の取組み方も大きく変わってきました。今回のように、何かの機会で過去を振り返る時間に遭遇できることは、とても貴重で大切です。

3年前の取組みを読んで、まだまだ・・・と反省するばかりです。今回の更新認定の課題提出では、これまでの取組みを再び削ぎ落とす作業が重要になりました。あれやこれやと増やしたい気持ちになりますが、価値を分散させると輝きが劣り、特徴的価値に引き上げることができなくなります。

営業マンの教育研修では、この逆を行いがちです。保険の営業研修でもよく見かける場面です。新しい時代には新しいリスクが生まれ、リスク回避のための保険や特約が生まれます。新しいことは世の中に浸透しておらず、ライバルが少ない、先行利益型の商売といえます。でもそれが会社を守るため、倒産させない防衛力を持った本筋の保険ではないことがあります。本筋の保険はもっと単純で普遍的な要素を持っているものです。

一方のライバルは、品質も良く安価な商品を作って市場を取りに行く仕組みを作り、数のチカラで奪う時期を虎視眈々と狙っています。その時こそ、奪われない価値を提供してきたのかが問われます。

自社の価値を社内で見つけることは案外難しいものです。腕のたつ職人さんほど、まだまだ未熟だとおっしゃいます。きっと自分自身の究極を求めているからでしょうし、凄いことが普通に見えるからなのでしょう。会社にも必ず価値があります。そこで働く人にも、それぞれの価値が身についているものです。それを見つけること、誰かに引き出してもらうことで、埋もれた価値を見える価値に変えることができるはずです。

オンラインで会議もしやすく、話しやすい環境です。「自分の会社の価値って何かな?」「○○さんのこんな所って真似できないよね〜」。今日はそんなミーティングをされてみたら如何でしょうか。