何事も自分に全て責任があると思う。経営者となれば、数人から数万人の社員とその家族の将来がのし掛かってくる。恐ろしいほどの重圧であろう。時々、社員の愚痴を社員の目の前で語る社長がいるが、経営者の着ぐるみを着た社員だと思うようにしている。

不要不急の外出は控えないといけないが、今しかできないことは、今動くしかない。田舎から東京に上京するには、田舎なりの高いハードルがある。都会の人には分からないかもしれないが、結構大変である。色々と。おまけに日帰りができないほど飛行機の便は減っているから、宿泊になってしまう。

コロナの収束はまだまだ見えないが、メディアで伝えられるほど、都会はいい加減ではない。若い人が集まりやすい秋葉原でも、20時になったら、きっちり飲食は閉店している。たまたまかもしれないがビタっとだ。随分パトロールして歩いてみたが、都の指示にきっちりと対応しているようだ。「そうは言っても何処か開いているのでは?」とダークサイドの心が誘いかける。ここからは自分との戦いだ。

仕事も遊びも全て自分が責任を負うことになる。人に責任を転嫁するのは簡単だし、自分に傷がつくことも避けられる。責任から逃げると一瞬は楽だし、いつの間にか忘れてしまい、無かったことになって、また繰り返す。責任を果たすことに鈍感になってしまうものだ。でも、しっぺ返しは必ずある。

しかし、人生は面白いものだ。自分の生きる尺度で帳尻が合うようになっている。前半の人生がもう一つだったな〜と思う人は後半はきっと好転するだろう。前半がどびっきり良かった人は、良い運が惰性となって続いて行くものだ。

悪い人生なんて本当はあり得ないと思いたい。この世に何かを生み出すために生まれてきたのだとしたら、それぞれの役割がきっとあるはずだ。それが早く見つかる人と、遅く見つかる人。残念なことに一生をかけても見つけられなかった人のどれかだ。

何事も自分に全て責任がある。ダークサイドに堕ちていくのも、自分の心と脳のバランスが崩れてしまって、変な方向に行くこともある。他人の意見に依存し過ぎて、ついて行けば行くほど、自分の役割を見失ってしまうものだ。

よく母親が言っていた。何かをしでかしたり、怪我をしたり、先生や知らんオッサンに叱られて泣いて帰ったりすると、「あんたがちゃんとせんからだ!」と、この一撃で物事を片付けていた。確かにその通り、ぐうの音も出やしない。

自分がちゃんとすれば、きっと物事もちゃんとするはずだ。リスクマネジメントのことを伝える時に、この言葉を伝える。ちゃんとする為の考え方を、きちっとできるかできないかで、仕事も人生も変わる。今の状況も変わるだろう。メディアも世の中も、周りの噂も関係ない。自分自身がちゃんとしているかが一番大事だと思う。今日をちゃんとすれば、明日も楽しくなるはずだ。金曜日、皆さん頑張ろう!