2021年度から努力義務として高年齢者雇用安定法が施工されました。労働人口が減少する日本にとっては70歳までの雇用を確保することで、人材不足を補おうとしています。

定年は60歳、幼いころからそう思って生きてきましたが、その年齢にそろそろ近くなっていくと、昔はどんな風に思っていたのか考えてしまいます。「60歳になったら仕事は一段落して、何か違うことに挑戦したい」、「60歳になったら仕事の“し”の字も忘れて好きなことをして生きていきたい」、「60歳を過ぎてもまだまだ仕事をやりたい」

60歳という人生の区切り、節目が65歳に代わり、今度は70歳に変わろうとしています。50歳を超えてもまだまだ元気で若い気持ちを持っている方が随分増えましたので、「まだまだ社会に貢献したい、人と繋がっていたい」、と思っている方も沢山いらっしゃると思います。「どこまで働かせるつもりだ?」、私も他人ごとに思っていたましたが、自分でその選択をする時期が近づいているのも現実的な話です。

マスクの着用はまだまだ続くわけですが、冒頭で述べた高年齢者雇用安定法には追い風になるのでは?と思うことがあります。

ものまねメイクの第一人者“ざわちん”。ものまねメイクのパイオニア的存在で、その仕上がりの良さと、マスクで目の下を隠してしまうと、こんなに人って印象が変わってしまうのかとビックリしたことを覚えています。その分、マスクを外した時のギャップに少し戸惑うこともありますが、そのくらいマスク越しの第一印象は相手にとっても、良い印象をもたらす効果があると思います。

高齢になっても知識や技術に長けて、凄いものを持った高齢者の方が沢山お見えです。しかしその年齢と見た目のギャップは現実な現象です。モノ買いたいと思う方と販売側の年齢が余りにもかけ離れると、最近の物事を知らないのでないかと思いこみ、ついつい若い世代の方を探して聞いてしまいそうになることです。理由がない思い込みを、私もついつしてしまうことがあります。

見た目のデメリットを補う方法としてマスクはとても良い効果をもたらすかも分かりません。メイクばっちりでお洒落、凄腕の営業マンなら年齢を超越した会話で、消費者の頼れる存在となり、会社にとっても即戦力になる助かる存在になると思います。高齢者向けの営業マンが通うメイク術セミナーも増えるかもしれません。特に男性はメイクという行為には高い壁があると思いますが、ウルトラマンのように強くて人から頼られる存在に変身できるなら、挑戦する価値は十分にあると思います。

しかし、カラータイマーが鳴ってしまという現実を忘れてはいけません。現実離れをしたメイクに凝ってしまう、マスクの呪縛に堕ちてしまい人前では外せない人生となってしまいます。やはり生まれてきた姿で人生を謳歌するのが一番の幸せだと思いますので、拘るのも程々にした方が良いでしょうね。

今日も一日なんとか頑張って行きましょう!