昨日は久しぶりに元気な顔を見れて嬉しい一日でした。ミャンマーに行くと快く迎えていただき、仕事の話や食事に連れて行っていただくお二人と、Zoomミーティングで再開。

そもそもオンライン会議って大丈夫?迷惑が掛からない?、と現地の状況が見えない私にとっては、結構な心配ごとでした。新聞にオンライン会議も大丈夫、みたいな記事を読んで連絡をとってみました。お話しを聞くと全然問題なくオンラインはできるようで、これをきっかけに声掛けも加速しようかと思います。

現地で不動産の仕事に就いて、最近ミャンマー人の美人女性と結婚した日本人の男性と、日本語学校や出版社を経営して、自らも講師を勤めるミャンマー人女性。この女性は日本が大好きで、日本のあちこちに行ってFacebookで投稿されています。その投稿を見てミャンマー人の若者は日本に憧れ、日本語を学び、日本で働きたいと頑張ります。

日本に来ると本当に頑張ります。両親にお金を送ったり、日本に来るための借金を返したり、お金を貯めて何かのビジネスを始めたり、自分の将来をかけて日本にやって来ます。これだけSNSが広がっていれば、若者の意識も生活習慣も随分変わってきています。辛抱強さも弱くなっているかも分かりませんが、元気で若さを武器に日本で頑張ってもらいたいものです。

ミャンマーの若者たちも二種類のスタイルに別れます。”何ができる”と“何をしたい”のタイプです。日本の大学に入学できる子はエリートでお金持ち、母国でも大学に通っていましたから、何がしたくて何をできるようにするために勉強や知識を学びにきたか、自分でちゃんと分かっていますから目的と目標がはっきりしています。ブレない学びができます。

日本語学校に通いながらバイトをして、日本の会社に入ることを目指す若者もいます。先程のエリートは上場企業、こっちは中小企業が入社先になる感じでしょうか。何ができる、と言う自信はきっと無いでしょうから、何かをしたい派が多いかもしれません。何をしたい=お金を稼きたい、と率直に思っている若者も多く、体力勝負の仕事や、日本人が好まない仕事を選びがちになります。

何ができると何がしたいは過程が異なっています。何がしたいの時に何を考えて何をするかで、将来の何ができるに変換することができます。最初は何も出来ないものです。当たり前の話で、やったことが無いものは、出来ないのが普通です。出来ないものができるようになるには時間と忍耐が必要になります。

「できると思いましたが、自分には無理でした。考えが甘かったです。」

と言う人もいますが、それは自分で決めるものではなくて、人が決めるものです。自分で何かを見つけて、自分が出来ないと感じると自分でシャッターを下ろす、それではお互いの今までの苦労が勿体なさ過ぎます。

出来ないことが続くと逃げ道を探して、自分が納得する理由を展開したくなります。大事なことは、何を達成したいかを何処まで真剣に考えたかです。気持ちの深掘りです。

将来は、○○がしたいから日本語を学んで日本に行きたい。日本で○○を覚えて、○○の仕事ができるようになりたい。と思う若者もまだまだいます。日本に魅力が無いと世界から言われても、自分の熱量は、何がしたいかで決まると思っているのでしょう。続けることで何かができるようになります。もしかしたら人と違うカタチになって、できるようになれば、それが基本を抑えた特徴的な価値となって差別化ができます。見えなかったものが面白い角度で見えるようになると、格段に幅が広がっていきます。熱量と言う自発エネルギーは内面でしか燃えません。外部から熱せられても真が燃えているのか、燃えていないのか周りには分かりません。

実績がある方の話を聞いたり、全く違う職業の人と会ったり、違う国の人と出会うと思うことがあります。新しい出会いはチャンスでもあり、ブレを作るキッカケにもなります。そうだよな〜と気持ちが傾き、向かっている方向に軌道修正をし始めると迷路に入ってしまうこともあります。

「何がしたい」

心の声は何と言っているのか、落ち着いて聞く時間を作ることも大事なことです。そして自発エネルギー、これが点火剤となって、何がしたいが生まれてきます。

今日も一日、頑張っていきましょう!