昨日は、「知らないと言う強さ」と言うテーマで話をしまたが、今回は「そうは言っても知らないからこそ、転ばない冒険管理が大事」と言う話をします。

冒険、なんかワクワクする言葉です。見知らぬ所へ、自分しか知らない何かを見つける旅のような言葉で、未来を想像すると楽しくなります。

ミャンマーのマンダレーは、世界最大の翡翠市場があります。インディージョーンズならぬ、宝の原石と商売のヒントを見つけに行ったことがあります。前情報も無く、アテンドしてもらったミャンマー人だけが頼りですから、何も知らない私は、子供のようにその方の後ろに付いて歩くだけです。

今思えば、その方が私にとっての冒険管理、偶然にも上手くいったのでしょう。失敗すれば、えらい目にあったかも知れません。それ程、宝石市場の雰囲気は独特です。中々怪しい。

中国人バイヤーの多さもビックリですが、超ハイテク。3年前に行った時には、既にオンライン商売をしています。日本は遅れていると思いましたね。宝石の加工品や原石を、バイヤーが持っているWebカメラで、中国本土にいる主人に見せて、即決で買うか買わないかの判断をしていきます。翡翠の輪っかの束を何本も買っていきます。そして次の目ぼしい採掘者と話して、また買って行く。中国人の勢いは凄まじかったです。

日本人の私を見つけた現地の人が、翡翠が入っている、20kgくらいの大きな石コロを買えと言ってくる。5万円で売るから、石を割って上物の翡翠が取れれば、大金が手に入ると言う。確かに宝くじよりは当たりそうだ。でも当たっても、日本にどうやって持って帰る?そんな事でワクワクした。

ビジネスでも新しい事に挑戦する、転職をする、違う部署で新しいプロジェクトをする、挑戦と同じように成功する為の条件が必要になります。失敗しない為の冒険管理が必ず必要。経営も営業も同じ。上手く行く為のリスクマネジメント体制、これからもっと大切になるのではないかと思います。