昨年から製作をしていました漫画冊子が遂に完成しました。会社に届いた箱の山を見て、「10年配れるわ」と思ったりしましたが、そんなことではいけませんね。街頭でティッシュを配る気持ちで渡さないと、結局倉庫で眠ってしまうとに。ゴミを出さずに地球に優しい仕事をする時代ですから。
製作していただいた社長からメールが届きました。少し体調を崩されたようで自宅で静養中。メールにはこう書いてあります。
『完成した漫画が私の机に飾ってありますが、「高橋さんの雰囲気が出てるなぁ」と、元気を貰えます。』
本当に有難い言葉をいただきました。確かにそうだわな、と気が付いた点もあります。ビジネス本は書斎に飾りますが、表紙でも背表紙でも文字ありきですので、何からの目的が無いと手に取ることはありません。
写真ならどうでしょう。飾っておくと何気になく、何となく、自然と目に入る。もしくは見たいと思って見る。そして目に入った時に自分しか知らないその時の場面がイメージとして浮かんできます。両親だったら写真を撮った時の思い出であったり、海外旅行で行った写真なら素敵な街並みが、山の風景だったら過酷だったけど絶景の風景と匂いまで、頭の中に隠されていたイメージが一気に浮かんできます。
亡くなった両親の写真を見れば、「墓参りに行ってないなあ。薄情もんの子供だと思っているんだろうな〜。来週でも顔を出すか」そんな独り言を言って自分しか知らない思い出がイメージとして浮かんできます。未熟な私だからでしょうが、ビジネス本のタイトルや表紙を見てもこんな風に思ったことはありません。ましてや会社案内を見て、「あの人はどうしているだろう?」と思い出すことなんて本当に稀です。そもそも会社案内は既に捨てられているかも分かりません。
漫画冊子の表紙には、上手に描いていただいた本人の顔があります。漫画冊子をどこかにあるだけで、それは写真を飾っていただいていることと同じ効果があると思います。背後霊みたいにです。社長の言葉にとても感銘を受けた一瞬でした。
漫画冊子との出会いはある女性のコンサルタントの方からの紹介でした。ご本人も漫画冊子を製作されていて、これは面白いと思いました。
一番の理由は、
「私はこんな人です、を直ぐに伝えることができるから」
人柄は長い付き合いで段々分かっていくものです。営業はその最たるもので、何回も足繁く通って商品よりも人柄と頑張り度、あるいは誠実さで仕事を獲ってくることがよくあります。
「商品はよう分からんけど、あんたの一生懸命さで買ってあげるわ」
なんてことが起こります。足で稼ぐ営業です。それはそれで素晴らしい営業だと私は思っていますので、否定なんて全くありません。出来ることなら、
「あなたの人柄がもっと早く伝われば、もっと早く仕事に繋がるのでは」
と思っています。紹介営業は正にその世界です。
「あんたが言うなら変な人ではないだろう」
変な人とは、悪い人、騙す人、脅かす人です。話も上手くて営業もピカイチなんでしょうが、人柄だけはその人と対峙して会ってみた感じと話し方、雰囲気で判断しないと分かりません。
「あんたは何処から来たのかね?」
と昔の人は聞いてきます。一種の身元調査みたいなもんです。やっぱり紹介営業もその人の人柄で判断すると言うことは変わらないのだと思います。
漫画冊子はその人が育った環境やどんなことをやってきたのか、どんなことを考えて今の仕事をしているのかを表現できる仕掛けを持った冊子です。
「人柄を表す履歴書」
と言って良いでしょう。自分の過去を他人にベラベラ喋る機会もありませんし、相手だって仕事だったら聞こうともしませんよね。でも人柄が伝わることって凄く効果があると思います。「私はこんな人なんで、もっと分かってよ!」と思っている方や、これが伝われば絶対に成功する、と言う人には面白い商材です。
漫画は日本発祥の文化、幼い頃から手に取ってきた抵抗のない読みものです。なんと言っても手軽で昼休みの休憩時間や通勤電車で読めてしまいます。時間を取らせず、ビジュアルで見に入り、イメージされた画像は頭に残ります。漫画冊子の使い方は無限のような気がします。
「どうせ漫画、されど漫画です」
どんなもんか見てみたい方は、ホームページからお気軽にお声掛けください。勿論、ご紹介も可能ですよ。漫画の世界に足を踏み入れてみたら如何でしょうか?きっと何かが起こるはずです。
今日も一日、頑張っていきましょう!