ミャンマーではコロナ禍の影響を受けて、オンラインの働き方が加速しています。
昨日は、ミャンマーのヤンゴンで大手不動産会社で働く日本人男性と、日本語学校や出版社を経営するミャンマー人の女性経営者とで、オンライン座談会をしました。

通信インフラの整備も進み、5Gの環境も整いつつあるそうです。凄いですよね。島根にいると、5Gって都会のことでしょう、と思ってしまう程、現実味が未だ無い。かたや高速通信インフラが進むASEAN諸国。日本は大丈夫か?と思ってしまう。

2018年に初めてミャンマーを訪れた時の話です。翡翠や色鮮やかな小粒の宝石で絵を描く「宝石画」は有名です。実際に作る所を見たくて、街の製作所に行って見学をしました。20人くらいの若い女性がピンセットを持って、小粒の宝石を下書きに沿って並べていく。根気もいるし、目も良くないといけない。その時点で私は失格だな、と思うほど気の遠くなる単純作業です。

お昼ご飯の休憩時間になりました。お弁当を用意すると思いきや、スマホを取り出しネットサーフェンやYouTubeに熱中する。中には歌い出す子もいた。昭和で仕事をしていた彼女が、突然平成にタイムスリップ、何十年の時を一瞬に圧縮してきた感じです。まるで、時をかける少女みたいなもんです。その時には衝撃を受けました。「ミャンマー凄い!」と。

海外渡航の経験が全く無かった私は、ミャンマーは未だに昭和の頃だろう、とちょっと下に見ていると言う、恥ずかしい限りの勘違いをしていました。一気に時代を圧縮して近づいてくる恐ろしさと、発展する若い力と消費力、まざまざと見せつけられました。

あれやこれやとすったもんだしている日本と、トップダウンで国の未来を動かそうとする力、この差今後どうなっていくのでしょうかね?