今週の月曜日にお会いしたコンサルタントのコンサルタントの先生が、日経新聞の2面の書籍掲載欄に大きく載っていました。日経新聞のこの場所は、新聞社にとっても収入源となる大事な場所ですから、私たちには大きな負担、投資となります。掲載にこぎつけることができれば仕事にも大きなチャンスが生まれるコーナーと言っても良いでしょう。これまで定期的に掲載されている先生の広告。信用に裏付けられる実績と高い経験値、そしてコンサルタントをずっと指導されてきた継続力には脱帽です。信用のある仕事をして、儲かる仕事をしないと、世の中に提供できないと言う鉄則をいつも感じさえてもらっています。
その仕事を作り出す時間の考え方についてのお話です。
「5時から男」
昭和のバブル期では17時まで仕事で頑張り、17時からは遊びで頑張ると言う意味で、猛烈な躍動感がその言葉には感じ取れます。よく時間の配分をする時に24時間を3つに分けて、働く時間、生活を過ごす時間、寝る時間の8時間で分類します。労働基準署も過労死で労災を判断する時には、この3つの区分が崩れていないかを見ます。長時間労働で6時間の残業をした場合は単純に14時間とすると残りは10時間で、生活を過ごす時間が8時間だとすると睡眠は2時間、これじゃ過労死になってしまう、と判断していく傾向が強いようです。削るのは先ずは睡眠からです。
この考え方は当然ながら会社で働く労働者、社員への考え方で経営者には関係が無い話ですから、24時間を自由に使っても本来は良いはずです。今迄は社会的な暗黙のルールがあったり、世間や社員の目がありますので9時〜17時の8時間は社員と一緒に仕事をして、それから睡眠の時間を削って社長としての仕事をしたりします。経営者って本当に大変です。高い報酬をもらうのが当然ですし、高いほど自分の価値を写す鏡ですから、余計に頑張れるものです。
先日も、「オンとオフの境界線がなくなる」と題して、職場での服装をネタにした記事を書きましたが、1日の24時間の使い方、区分も変化していくでしょう。非製造業と言われる第三次産業の職種、サービス業は時間の区分けがどんどん混ざり合っています。昼と夜を逆転した方が良いサービスを提供できたり、儲かり度も高くなることがあります。これまでは社員の人数にこだわり、安定していた体制を破壊して、最小人数でこだわりのある仕事のやり方に転換したら、儲けが上昇することもあるでしょう。社員の勤怠管理や教育に莫大費用を投じる時代に突入していますので、あっさり最小限の人数で回す仕組みを作って、同じ目的を持ったメンバーが揃えばより理想のカタチになります。同じ方向を向いて同じ理想を持ったメンバーが10名いたら、全員役員になって仕舞えば労働基準法に該当する人がいない訳ですから、自由な働き方ができます。
・時間に縛られない
・労働基準法に縛られない
・固定給で残業の概念がないので、給料計算が楽・役員は成果報酬ですから1年経って、遊んで仕事をしない人を排除することに手間が掛からな
いなど、24時間に対する考え方を違う角度で見ると新しい働き方と儲かるビジネスが生まれたりします。第一・第二産業では真似をすることが困難な方法です。
「数は力なり」
私が好きな言葉ですが、この言葉の解釈も変わってきています。単に数が多いからその会社が強い訳では無く、数が多いことで足枷になっている物事も沢山あるとすれば、何の目的で集まった集団なのかを最初の枕詞として付け加える必要があります。
「○○で集まった数は力なり」
こんな感じでしょうか。働く時間、生活を楽しむ時間、寝る時間、8時間ルールがなくなり、3つの領域が融合して、それぞれが行き交う人生を楽しむ人が多くなる気がします。4時間寝たら仕事をして、4時間後には遊びを楽しみ、次は仕事と時間にとらわれない自分で時間を作り出す働き方です。
そんな働き方に憧れる人が増えてくると第三次産業への流入が増えますから、第一・第二産業では人不足となりますから、AIによる自動化が進んでいきます。建設業はそんなことはできませんから、全部の業種に行かないまでも大きく変わって行くでしょう。時間軸を無くしたオンとオフが融合する働き方、
「時間をコントロールするものが勝つ」
そんな時代が色々な分野で広がっているようです。
今日も一日、頑張っていきましょう!