年始のお参りは、神魂(かもす)神社に決めています。室町時代からその姿を変えず、堂々たる佇まいは正に神々しいほどです。

会社を成長させる原動力は、営業の力と言っても良いでしょう。一人親方や少人数で会社を立ち上げた社長は、将来の姿の実現を目指して、日々営業を行って、いつしかトップ営業マンと言う、堂々たる佇まいを醸し出していきます。

社員に仕事をさせて、自分の将来の姿に転換して欲しい、と思ってもらえるのは大変な事です。お金を掛けて教育と知識を提供しても、優秀な人ほど会社の将来性と自分の未来を天秤に掛けて、旅立って行く人もいます。年功序列型からジョブ型雇用に移行する会社も増えて、働きがいと言う理想を追い求めて行く時代になりました。

営業はこの最前線であり、会社の生命線とならなければなりませんが、昔ながらの力と能力に運を任せる、飛び込み営業やテレアポ営業で本人のイノベーションが生まれて来る事はありません。生まれて来るのは、社長となり得る人しかいないものです。

日本も海外も一生懸命に働く事は、人生の成功には必要と言っています。しかし二番目が大きく異なり、日本は幸運を期待し、海外は変化を喜んで許容しようとする考え方の違いです。

堂々たる佇まいで、営業と言う過酷な仕事に挑戦するには、何が未来にあるのかを、経営者は本気で社員に伝える時が来たような気がします。単に幸運と力に身を委ねない、堂々たる佇まいで美しい営業を目指して欲しいと思います。