ガレージに、忘れ形見ようなルーフキャリアだけが残り、雪をかぶっている姿を見ると、なんか悲しい。
ちょうど2年前のこと。遊び用で乗っていたジムニーのシェラを手放しました。走行中にエンジンから煙が出たり、足回りのガタ付きがあって直したりと、遠出が心配だったが気に入って乗っていた。特に犬のカーシャと遊びに連れて行くには、無くてはならない車だった。
車検の時に、エンジンからオイルがダダ漏れしている、という事で車検を通すならエンジンを載せ替えるしか無かった。シェラの程度が良い中古エンジンが中々見つからず、結局手放してしまうことに。
あれから、同じ車を探しているが、程度の良いモノが全く無い。改造しないで、本来の性能を楽しみたい者に取っては、失敗した!と後悔している。
何でもそうだ。手放した事が、後になって相当大事な価値だと、心底思う迄には少し時間が掛かる。勢いと人の言葉に負けない、グッと堪えて冷静に判断出来る時間の確保と、未来のビジョンと予測行動がとても大事だと思う。
時間の経過に負けない為の早目のコントロールと、決断の正確性。自分自身の行動力と決断力で将来の運命が変わる。リスクマネジメントでも聞かれる言葉。何事も早く正確な決断が良い。選択肢をドンドン奪われてしまうからだ。
そう思いながら、手放した事を後悔している。きっと、手放した先の中古屋さんは、上手い商売をして、誰かが乗っているに違い無い。それも大きな利益を乗っけて売ったに違い無いかも?