今日の写真は島根県江津市の浅利駅に貼っていたJRの広告です。ラッコが主人公のようですが、書いてある言葉がよく分かりません。おそらくラッコの特有のイメージの言葉だと想像できますが、広告は一瞬でイメージを伝えないといけないのに、その前でおにぎりを食べながら10分以上も謎を解決しようと頑張りましたが、コナンのように優れた答えは出ませんでした。残念。
仕事を潤滑に回すためにはビジネスマナーはとても重要です。最初の印象がここで決まる勝負の大一番と言っても良いでしょう。大きな会社なら研修や教育がきっちりとされているので、常識的に身に付いている方が多いですが、小さな企業になると社長や上司が培った経験を元に話されることが少なくありません。その社長も昔の先輩を見て覚えたはずでしょうから、なんとくなく型にはまっているような、カスっているような微妙な時があります。
物事には理由があるように、ビジネスマナーのひとつひとつに意味があります。その意味が分かった型は綺麗な姿となります。美しい姿で仕事をする方はスマートで素敵ですようね。
昨日、広島の会社に訪問した時の話。
「髙橋さん、彼が3月から入社した○○くん。以前はリフォーム会社で営業をしていたので頑張ってもらえそうだよ。今やっている営業コンサルの何処かで教えてやってよ。」
「○○さん、はじめまして。株式会社プロテクトの髙橋 満です。今日は損害保険の更新手続きに伺いました。前職ではリフォーム会社の営業をされていたとお聞きしました。同じ営業なので、大変さは分かります。頑張ってください。御社では毎月一回の営業のコンサルでもお世話になっていますので、次回お会い出来ることを楽しみにしています。よろしくお願いします。」
「□□会社の○○です。よろしくお願いします」
名刺交換をして彼は席を離れました。間髪を入れずに社長が、「あちゃー!。名刺交換がなっとらんなぁ。やり取りする仕方がいけんわ。部下に教育を任しているので口を出したことはないけど、ありゃあアカンわ。それに髙橋さんが折角話しかけているのに、「よろしくお願いします」の一言で終わったら寂しいのう」
そうな会話をしていて、何処かでビジネスマナーの教育もコンサルに入れることになりました。ビジネスマナーにも色々な型があります。私が伝える時にはリスクマネジメントの要素と型の裏付けをするように教えています。
「そもそもビジネスマナーって、なんでしないといけないの?」
基本中の基本、なんでやるのかと言う目的です。
「利益を上げるため」
私はその一言を貫いてビジネスマナーを教えます。それにはリスクマネジメントが不可欠です。人との出会いは計画されたものと、突然訪れるものの2つです。計画されたものは予めサーベイ(調査)ができますので、会話を準備できます。しかし、突然の出会いは会った瞬間にサーベイをしなくてはいけません。憧れの人や絶対に会えない方をご紹介してもらったり、あるいは懇親会の時に突撃挨拶に行ったりする時には、ビジネスマナーで一発勝負になります。リスクマネジメントは今を瞬時に判断することを求める要素もありますので、とても良い効果と結果をもたらすことも多いと思います。
ビジネスマナーは表明と内面から型を作っていきます。型と形ではありません。理由がある型を作ることです。外回りの営業だけでもありません。電話の対応や受付対応、営業の取り次ぎ、会社全体を上手く回すための仕組み作りであり、利益を上げるために、やらなくはならない仕事だと言う考え方が大切です。折角お客さんが会社に来てくれたのに、受付の対応はもう一つ、おまけに営業課で留守番していた人が、「担当者は出掛けていて今はいません!」なんて、ぶっきらぼうに言ってしまうと、お客さんは他に行ってしまいます。
ビジネスマナーはとても大事です。リスクマネジメントを絡めると更に美しい姿になります。姿は一生、美しくいたいものですね。
今日も一日、頑張っていきましょう!